日本プロ麻雀連盟所属主催の各プロ団体に所属している女性プロが参加することができるタイトル戦「第21期 プロクイーン 決勝」の最終日が10月1日に行われ、蒼木翔子が優勝した。
決勝メンバー
りんのなお(@futaba012362)
二階堂瑠美(@rumi_0927)
古谷知美(@furutanitomomi)
蒼木翔子(@aochi_1326)
東城りお(@RioTojyo)
今回の決勝は奇しくも第20期プロクイーンとまったく同じ5名での戦いとなった。
WRCルール(オカ無し、ウマ5-15)ので開催。決勝のシステムは1日4回戦、3日間で12回戦を行い優勝者を決める。5人打ちの為、各選手8戦終了時点で最下位の選手が脱落となり、残りの4名で最後の2戦が行われる。
初日で大きく二階堂瑠美が抜け出し、2日目の4戦でもリードを維持。WRCルールはオカがなく、順位点も小さめのルールの為、かなり優位と言えるポジションで最終日を迎えた。
しかし3日目はりんのなお、蒼木翔子が大きく加点、二階堂瑠美が苦しみ最終戦はりんのが首位、瑠美が2位、瑠美と僅差の3位で蒼木の並びで最終戦を迎えた。
WRCルールは1着順の順位点が10ポイントのため、青木はりんのとはトップラス、あるいはトップ3着で8500点差で逆転優勝となる状況だ。
東城は厳しい状況になったが、追い上げる瑠美、蒼木の戦いに注目が集まった。
南3局1本場
— 日本プロ麻雀連盟 速報アカウント (@JPML_sokuhou) October 1, 2023
瑠美がドラ2七対子、二単騎リーチ。りんのが⑤⑧待ち。
瑠美 3,000・6,000は
3,100・6,100(+1,000)
リーチ ツモ 七対子 ドラ2 pic.twitter.com/MqmwmLVhz1
最終戦は僅差の競り合いで局が進み、南3を迎えた時点で蒼木がりんのと微差ながらもトップラスの状態を作っていたため蒼木が優勝ポジションとなっていた。
しかし南3局1本場で瑠美が値千金の3000・6000を決めてトップ目に浮上。一躍優勝ポジションに。
そして迎えたオーラス。蒼木の優勝条件は跳満ツモとなっていた。
最終戦オーラス1本場
— 日本プロ麻雀連盟 速報アカウント (@JPML_sokuhou) October 1, 2023
蒼木が清一色14待ち。りんの(親)が八と九待ち。蒼木が4をツモ!
蒼木 3,000・6,000は
3,100・6,100(+1,000)
ツモ 清一色
跳満ツモ条件を達成した蒼木翔子がプロクイーン優勝を決めました。#第21期プロクイーン決定戦 #プロクイーン決勝 #最終日 #連盟 pic.twitter.com/eybbAWCgY2
このオーラス、蒼木は他の手役も見込めるところからチンイツに一気に舵を切り、門前で聴牌を果たす。見た目残り1枚の待ちで変化前提の聴牌取りと思われたが、なんとそのままツモアガリ。劇的な逆転優勝を飾った。
第21期プロクイーン
— 日本プロ麻雀連盟 速報アカウント (@JPML_sokuhou) October 1, 2023
優勝は蒼木翔子に決定!
蒼木プロおめでとうございます
最終結果は画像2枚目をご覧ください
本日の速報は以上です
ありがとうございました
(速報担当:吾妻さおり)#第21期プロクイーン決定戦 #プロクイーン決勝 #最終日 #連盟 pic.twitter.com/EVAK0Fru7t
優勝した蒼木翔子は「皆様の応援のおかげで取れたタイトルだと思います。まだ夢見心地ですが、この先も努力を続けて2個、3個とタイトルを重ねていきたいです。」と語った。
プロクイーン概要
2003年に設立された所属プロ団体を問わない女子プロNo.1を決定するタイトル戦。
予選上位4名と前年度の優勝者の5名による決定戦を行う。
決定戦は半荘10回を行い上位4名によりさらに2回戦を行う。2位から5位の4名は翌年ベスト16から参戦となる。
歴代優勝者
第1期 2003年 斉藤智子(日本プロ麻雀連盟)
第2期 2004年 清水香織(日本プロ麻雀連盟)
第3期 2005年 二階堂亜樹(日本プロ麻雀連盟)
第4期 2006年 崎見百合(日本プロ麻雀協会)
第5期 2007年 涼崎いづみ(最高位戦日本プロ麻雀協会)
第6期 2008年 黒沢咲(日本プロ麻雀連盟)
第7期 2009年 黒沢咲(日本プロ麻雀連盟)
第8期 2010年 石井あや(最高位戦日本プロ麻雀協会)
第9期 2011年 和久津晶(日本プロ麻雀連盟)
第10期 2012年 安田麻里菜(日本プロ麻雀連盟)
第11期 2013年 二階堂瑠美(日本プロ麻雀連盟)
第12期 2014年 和久津晶(日本プロ麻雀連盟)
第13期 2015年 童瞳(日本プロ麻雀連盟)
第14期 2016年 宮内こずえ(日本プロ麻雀連盟)
第15期 2017年 西嶋ゆかり(日本プロ麻雀連盟)
第16期 2018年 日向藍子(最高位戦日本プロ麻雀協会)
第17期 2019年 日向藍子(最高位戦日本プロ麻雀協会・渋谷ABEMAS)
第18期 2020年 りんのなお(日本プロ麻雀協会)
第19期 2021年 二階堂瑠美(日本プロ麻雀連盟・EX風林火山)
第20期 2022年 りんのなお(日本プロ麻雀協会)
第21期 2023年 蒼木翔子(日本プロ麻雀連盟)