2022年9月28日に最高位決定戦の進出メンバーを決めるA1リーグ最終節が終了。決定戦に進出する3選手が決まった。第47期最高位戦は10月23日(日)に開幕する。現最高位鈴木優に挑戦することとなったのはAリーグ1位の竹内元太、2位の醍醐大、3位の園田賢となった。
【第47期最高位戦A1リーグ最終節】
— 最高位戦日本プロ麻雀協会 (@saikouisen) September 28, 2022
全ての対局が終了しました。
決定戦進出を決めたのは
竹内元太
醍醐大
園田賢
の3名です。
ここに現最高位の鈴木優を加えた第47期最高位決定戦が10/23(日)からスタートします。
ぜひご視聴ください! pic.twitter.com/hK9MJ3vkx5
見応えあふれる最終節!
最終節12節開始前成績はこちら。決定戦争いでは醍醐が一歩抜けた立ち位置で、2位の竹内、3位の園田も200ポイントを確保、ポイントを減らさなければそのまま決定戦に進出できそうな位置だ。
4位の石田時敬、ポイント差はまだ大きいが2位の竹内との直接対決。5位の朝倉は3位園田との直接対決。残り4戦での逆転の余地も十分ある。
残留争いは後半厳しい戦いが続いた品川は厳しい状況。12位の太田もある程度の加点が必須だ。9位新井から11位浅井はまだまだ僅差。6位の坂本までも大きくは負けられない戦いだ。
この日の模様はABEMAにて放送。決定戦進出、残留争い両方に大きく絡むC卓の模様が放送された。
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A卓では太田、新井がどちらもスコアを伸ばし、太田が残留のチャンスを残しての最終戦となった。B卓では石田がポイントを伸ばすも竹内も粘り、最終戦の両者のポイント差は95.0ポイント。石田の決定戦進出に向けての条件はトップラス+35000点差条件となった。
C卓は最終戦抜け番となった浅井が苦しい戦いとなり▲231.9ポイントで終戦。最終戦を待たずしてほぼ降級が確定となった。園田は大きくスコアを伸ばして決定戦進出をほぼ堅いものに。朝倉は最終戦に大きな加点を目指して打つこととなった。
残留ボーダー付近の近藤、設楽、村上は太田とのポイント差を意識しつつの最終戦となった。
南1局 ドラ9
— 最高位戦メディア情報局 (@saikouisenmedia) September 28, 2022
あがりだけをただ目指し続ける太田。
リーチ123三色のペン三聴牌でリーチを敢行。
新井も粘ってケーテンをとる。
2人聴牌で流局となった。
太田699 品川▲19 新井420 坂本90
A卓で戦う太田は最終戦で次々と大物手を決め、大きくスコアを伸ばしていた。
一方、B卓では大きな事件が起きていた。
南2局
— 最高位戦メディア情報局 (@saikouisenmedia) September 28, 2022
失点しなければいい竹内は国士気味に手を進める。
すると有効牌を次々と引き入れていき、中待ちで聴牌を果たす。
数巡前に近藤が中ポンしていた。
誰も止まるわけがなく、掴んだ石田が放銃。ここまで積み上げた和了全てを無に帰す冷酷な48000点が炸裂。唖然とした表情で石田は点棒を支払う。
竹内が石田から48000の直撃。これで昇級争いは事実上の決着となった。そしてこれでラス目は石田となった為、近藤のラスの危険もなくなり近藤の降級ピンチも遠のくこととなった。
そして配信卓のC卓は……
東2局で村上が8000のアガリを決めて一歩危機を脱した。
南2局 朝倉のリーチに対して後のない設楽がドラドラのリーチで勝負。しかし仕掛けて切り込んだ園田がアガりきって設楽は4着目のまま局が進行した。
南4局1本場、設楽は着順浮上チャンスの8000聴牌。しかしこの局はアガれず朝倉との2人聴牌でもう1局となった。
その後の2本場設楽は4着を受け入れ1000点のアガリで決着となった。供託付きで▲37.0ポイント。トータル▲82.8ポイントとなった。
太田は▲144.3ポイント。大田に61500点以上のトップを取られない限りは設楽は残留。設楽はここが落としどころと判断したが…
なんと太田は67000点の大トップ。奇跡の逆転残留を果たした。
竹内、醍醐、園田が決定戦進出となり、設楽、浅井、品川がA2リーグに降級となった。奇しくも前期でA2リーグから昇級となった3名が降級となる結果となった。
誰が最高位となるのか!?
現最高位の鈴木優。最高位になってからも様々な場で活躍の場を広げ、2022-23シーズンのからMリーグU-NEXT Piratesで指名された。今後の更なる活躍に向けて連覇を達成したい。
今期は好調だったが11節で国士無双放銃もあり、もしかしたら決定戦が危うくなる瞬間もあった竹内。しかし最終戦の国士無双で決定戦への進出を決めた。前回のA1リーグは最下位で降級となった竹内。リベンジのリーグ戦を制した次の目標は最高位だ。
圧倒的な安定感で好成績を残し続けている醍醐、最高位奪還に向けて1位で決定戦に駒を進めた。実力は誰もが認めるところ。2度目の最高位、そして更なる戦いの場Mリーガーを目指して前進したい。
A1リーグに昇級してからの成績は2位、2位、4位、4位、1位と常に決定戦争いを続けた園田、今年は3位で4度目の決定戦に挑む、今年は最高位まで手が届くのか。
決定戦は10/23(日)に1日目が開催される。全5節、各節4戦ずつの20回戦で最高位を決定する。
決定戦日程
第1節
2022年10月23日(日) 12時開始
MC:安達瑠理華
解説:新井啓文・朝倉康心
第2節
2022年10月30日(日) 12時開始
MC:浅見真紀
解説:石田時敬・浅井裕介
第3節
2022年11月2日(水) 12時開始
MC:小宮悠
解説:村上淳・河野直也
第4節
2022年11月16日(水) 12時開始
MC:中里春奈
解説:石橋伸洋・坂本大志/品川直
最終節
2022年11月23日(水・祝) 12時開始
MC:日向藍子
解説:土田浩翔・近藤誠一
歴代最高位
第1期 灘麻太郎(順位率部門)・川田隆(得点部門)
第2期 田村光昭
第3期 小島武夫
第4期 小島武夫(2)
第5期 田村光昭(2)
第6期 狩野洋一
第7期 大隈秀夫
第8期 青野滋
第9期 金子正輝
第10期 佐藤孝平
第11期 金子正輝(2)
第12期 金子正輝(3)
第13期 西田秀幾
第14期 飯田正人
第15期 飯田正人(2)
第16期 飯田正人(3)
第17期 飯田正人(4)
第18期 徳久英人
第19期 井出洋介
第20期 飯田正人(5)
第21期 五十嵐毅
第22期 岩川聖基
第23期 飯田正人(6)
第24期 金子正輝(4)
第25期 飯田正人(7)
第26期 古久根英孝
第27期 古久根英孝(2)
第28期 飯田正人(8)
第29期 尾崎公太
第30期 古久根英孝(3)
第31期 張敏賢
第32期 張敏賢(2)
第33期 飯田正人(9)
第34期 飯田正人(10)
第35期 村上淳
第36期 石橋伸洋
第37期 近藤誠一
第38期 新井啓文
第39期 村上淳(2)
第40期 近藤誠一(2)
第41期 近藤誠一(3)
第42期 村上淳(3)
第43期 近藤誠一(4)
第44期 坂本大志
第45期 醍醐大
第46期 鈴木優