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【Mリーグ個人副露データ】副露率は園田、小林、石橋が上位、雷電の選手はチームカラー通りの副露率の低さに!【データから見るMリーグ #22】

【Mリーグ個人副露データ】副露率は園田、小林、石橋が上位、雷電の選手はチームカラー通りの副露率の低さに!【データから見るMリーグ #22】

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Mリーグ2020レギュラーシーズンが3月12日に閉幕。麻雀ウォッチではレギュラーシーズンの各種データを公開します!

3シーズン合計の副露率

今回は選手別の3シーズン分の副露率、副露アガリ率を下記にまとめた。

順位 選手名 副露率/試合数 通算スコア
1位 園田賢 31.58%/86試合 -283.1
2位 小林剛 30.36%/88試合 432.9
3位 石橋伸洋 30.05%/62試合 -520.4
4位 堀慎吾 26.52%/28試合 275.6
5位 鈴木たろう 24.76%/81試合 -89.0
6位 朝倉康心 24.76%/75試合 -258.6
7位 前原雄大 24.33%/68試合 -86.7
8位 日向藍子 22.64%/33試合 56.7
9位 白鳥翔 22.17%/71試合 86.1
10位 内川幸太郎 22.14%/56試合 435.6
11位 多井隆晴 22.06%/79試合 922.1
12位 勝又健志 21.76%/92試合 -56.9
13位 松本吉弘 20.59%/77試合 48.3
14位 丸山奏子 20.08%/20試合 -243.7
15位 魚谷侑未 20.04%/80試合 23.0
16位 沢崎誠 20.02%/62試合 -46.3
17位 藤崎智 19.27%/39試合 -230.3
18位 茅森早香 18.07%/78試合 -113.1
19位 滝沢和典 17.80%/96試合 128.6
20位 瑞原明奈 17.29%/35試合 -219.7
21位 佐々木寿人 17.21%/96試合 803.1
22位 近藤誠一 16.49%/68試合 429.7
23位 高宮まり 16.29%/57試合 -420.4
24位 和久津晶 16.24%/34試合 -410.9
25位 岡田紗佳 16.24%/34試合 -119.2
26位 村上淳 14.09%/73試合 327.6
27位 二階堂亜樹 13.35%/72試合 -372.9
28位 萩原聖人 13.03%/86試合 -773.3
29位 瀬戸熊直樹 12.65%/93試合 -205.5
30位 黒沢咲 10.24%/81試合 460.7

※平均値 20.01%

副露率上位3人は園田、小林、石橋。多彩な副露技術を披露する選手が上位となった。しかし副露率の高低はトータルスコアとは比例しないこと、副露率の高い選手にも低い選手にもトータルスコアをかなりプラスしている選手がいることから、打法の特徴ではあるが勝利に直結する指標ではないということが確認できた。

Mリーグ平均値はおよそ20%となっているが、これは一般的に見てかなり低い数値。その中でもなんと雷電の3選手が28位から30位と圧倒的に低い数値である部分に特徴が表れている。

各選手、勝利の為の選択をしていても、このように戦術が多彩となる所が麻雀の奥深さの要素の一つと言えるだろう。

続いて選手別アガリ時副露割合を確認する。

順位 選手名 アガリ時副露割合/試合数 通算スコア
1位 園田賢 46.73%/86試合 -283.1
2位 内川幸太郎 40.91%/56試合 435.6
3位 石橋伸洋 40.67%/62試合 -520.4
4位 小林剛 40.16%/88試合 432.9
5位 多井隆晴 37.29%/79試合 922.1
6位 丸山奏子 37.21%/20試合 -243.7
7位 朝倉康心 37.14%/75試合 -258.6
8位 前原雄大 34.25%/68試合 -86.7
9位 日向藍子 34.21%/33試合 56.7
10位 白鳥翔 33.95%/71試合 86.1
11位 勝又健志 33.48%/92試合 -56.9
12位 堀慎吾 33.33%/28試合 275.6
13位 茅森早香 32.14%/78試合 -113.1
14位 魚谷侑未 31.95%/80試合 23.0
15位 沢崎誠 31.76%/62試合 -46.3
16位 鈴木たろう 31.55%/81試合 -89.0
17位 藤崎智 30.67%/39試合 -230.3
18位 佐々木寿人 30.08%/96試合 803.1
19位 滝沢和典 29.26%/96試合 128.6
20位 松本吉弘 29.10%/77試合 48.3
21位 瑞原明奈 26.58%/35試合 -219.7
22位 和久津晶 26.56%/34試合 -410.9
23位 二階堂亜樹 25.00%/72試合 -372.9
24位 近藤誠一 24.05%/68試合 429.7
25位 高宮まり 23.74%/57試合 -420.4
26位 岡田紗佳 23.08%/34試合 -119.2
27位 瀬戸熊直樹 22.90%/93試合 -205.5
28位 村上淳 22.02%/73試合 327.6
29位 萩原聖人 21.05%/86試合 -773.3
30位 黒沢咲 18.37%/81試合 460.7

※平均値 31.24%

当指標はアガリ時の状態をリーチ、ダマ、フーロの3種に分け、フーロでのアガリの割合を抽出している。

アガリ時副露率首位は園田、46.73%と圧倒的な数値となった。しかし裏を返すと門前でのアガリが決まっていない事が副露アガリの割合を増やしていると言える側面もある。

副露率は10位の内川がアガリ時副露率では2位に。副露時のアガリ率がトップクラスであることが理由と言えるだろう。

Mリーグ屈指の門前派の黒沢は通算副露率10.24%、アガリ時副露率18.37%とどちらもリーグ最低の数値。しかし門前をベースに視聴者を魅了する麻雀を打ち続けている。セミファイナル以降の戦いでもどのような麻雀を見せてくれるのか注目だ。

以降では特徴的な選手のアガリデータの表を紹介する。

参考:個人別アガリ種類調査

園田が副露でのアガリが極めて多く、リーチ、ダマでのアガリが少な目なデータとなった。

岡田はダマ、フーロ共にかなり少なく、リーチでのアガリが7割弱とかなりリーチをメインに戦っていることがわかる。

副露率が低い黒沢は、副露アガリが少ないこと、ダマでのかわしも的確に使われていることがわかった。

アガリ率が高く放銃率が低い小林、多井はかなり似たグラフとなっている。

怒涛の親連荘のイメージが強い沢崎だが、親番以外では的確に場をかわすことを優先する場面が多く、リーチ少なめ、ダマ多めのグラフとなった。

各選手の特徴を知った上で、対局を見ることで更に選択の根拠が見えてくるだろう。次回はチーム別流局時聴牌率、平均裏ドラ枚数、配牌赤枚数のデータを確認していく。

※データはすべて2021年3月12日終了時点。全レギュラーシーズンのデータ

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この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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